←~生命地域~妙高高原♪
短篇小説 W 別天地へ行け
カラスくん [詩と文学♪]
雪原に 2本足 ちいさなカラスくんが立っている
なにを 見つめているのかな 誰かを待っているのかな
さっき あそこの電線で 一羽とまっていたのもあなただよね
すごく細っこいから わかったよ
こんなにあたたかな陽射しの午後
表面がとけた雪の上は どんなぐあいかな
カラスくんに 毛糸で編んだえりまきを 巻いてあげたいな
あたし すごく編み物は下手だけど
どんな柄がいいかな?
真っ赤、真っ白、みかん色、桃色、しまうま柄もあるね
もしカラスくんが気に入ったら 他のカラスくんたちの分も
いろいろ つくっておくよ 毛糸でちいさく編んで
あたしの部屋の窓のてすりに 並べておく
だから 好きなの持っていってね ああそうか
巻くときが大変かな だったら 一羽ずつおいでよ
みんなに 順番に巻いてあげる
カラスくんたちが、みんなして色とりどりのえりまきをして
電線にとまっているのを 想像しちゃった
いいな ほんとに かなり素敵だと思うよ
2008-02-02 13:47
nice!(0)
コメント(0)
共通テーマ:趣味・カルチャー
共通テーマ:趣味・カルチャー
コメント 0