←~生命地域~妙高高原♪
短篇小説 W 別天地へ行け
満月の夜の冒険3.みりのパトロール [短編童話 満月の夜の冒険]
三 みりのパトロール
ねこは、夜になると、活動的になります。玄関のくつをころがして、かみついて、足でけってみたり、ろうかをダッシュして、スリッパに突撃してみたり。夜遊びには、何にも替えがたいみりょくがあるのです。たまに、お父さんが夜おそくまで起きていて、遊んでくれることがあります。そんな時は、嬉しくて、思わず爪を立てて、怒られることもあるくらい。今夜のみりは、遊び足りなくて、食卓の下、ソファの上、ろうか、お風呂場の脱衣所などに、おもちゃが落ちていないか見てまわりました。
二階へ行くと、すずかちゃんの部屋のドアは閉まっていましたが、お父さんとお母さんの部屋は、入れるようになっていました。みりは、お父さんのベッドへのりました。その時、なんだか奇妙な音が聞こえてきたのです。
音は、クローゼットの上のほうから、聞こえてきます。みりは、頭と前足を上手に使って、クローゼットの中へと入って行きました。
2024-01-26 14:32
nice!(0)
コメント(0)
共通テーマ:趣味・カルチャー
共通テーマ:趣味・カルチャー
コメント 0