幻影の中を行く [詩と文学♪]
先が読めない。
こうしたいという想いは確かにあるのに。
自分にしか見えないものがたぶんあるんだ。
だから、自信をもってもいい。
想いさえしっかりしていれば、
周囲になにが起ころうと、乗り越えていけるはずだから。
これから、幻影の中を進むことになるかもしれない。
だとしても、
それしか道がないのなら、そこを通ろう。
なにが幻影だったのかを、確かめながら進もう。
回遊する魚心 [詩と文学♪]
わたしは鯉になります
だれよりも
大きいからだをもち
美しい模様をもち
見事なひれさばきで
ほかの鯉を凌駕するような
そして
あなたの生け簀で
ゆっくりと回遊するのです
それがわたしの魚ごころ
あなたの近くで
生きていたい水ごころです
こころの弦 [詩と文学♪]
わたしのこころには 弦が張られています
自分では鳴らせない弦が 何本も
もう長い間 この弦たちが
なんのためにあるのか わからなくて
存在そのものを 感じなくなっていました
それが あなたの声を聴いたとき
ゆるんでいた弦が ぴんと張りました
そして 震えました
震えるのは 居心地が悪い気がして
まだ慣れなくて 戸惑っているけれど
震える度に こわくて幸せな気持ちです
今は あなたの
聞き返す声にさえも きゅんと音がなる…
はじめての音たちが
すばらしい音楽になるのか
不協和音で終わるのか わからないけれど
あなたにしか鳴らせない音だから
ささいなおしゃべりや
想いのすべてを 敏感に感じたいのです
内向きにぐるぐる [詩と文学♪]
ぎゅーっと心が内向きになる
渦巻きに巻き込まれたように
絡まり縮むのを止められない
まるで蛇口をひねったように
マイナス思考が流れ出すのを
どうプラスに転じようか悩む
考えすぎてバカになっている
未来を先取りしたいばかりに
ひとりで考え事を続けている
だめな自分で終わらないよう
花咲く未来がやってくるよう
まわりをよく見て行動しよう
大ざくら候補たちへ [詩と文学♪]
外界から学校を守るように、
並んで立っているあの木々は、
次の子供たちが来るのを待っている。
切り株になってしまった大ざくらは、
悲しんでいないわ。
だってほら、
若い木たちが、たくさん育っているんだもの。
ねえ、わたしたちはみんな、大ざくら候補よ。
これからきっと、落ち込むこともあるだろうけど、
嵐が来ても倒れないように、がんばっていこう。
透明な鳥の想い [詩と文学♪]
会いに行くからね
この目が見えるうちに
この羽が動くうちに
空へ向かって
あの人へ飛び立つの
もし飛べなくなっても
からだが透明になっても
この想いがある限り
わたしは死なないわ
だからパパもママも
アタシを信じていてね
きっと大丈夫だから
見守っていてね
回廊(まわり道) [詩と文学♪]
回廊をさまよい、扉を開けては入っていく。
迷いなき心を探すために。
まずは、一通り、
開けたい扉を全て開けたが、その向こうには何もなかった。
仕方なく、
開けたくない扉も、いくつもいくつも開けていったが、
嫌だな嫌だなとちっとも前に進めず、らちが明かなかった。
開けたい扉を開けて行ったときは、開けたくて開けた。
でも、何もなかった。
開けたくない扉を開けたら、嫌なもの怖いものがたくさんあった。
開けなければよかったと思った。
回廊なんかを、うろつくのは、やめにすればいい。
でも、後ろへ戻ろうとは思わない。
探しても探しても探しても探しても、
ついに、迷いなき心は見つからなかった。
見つからないのは、ないものと同じ。
そう考えたら、納得できた。
わたしは、きっと、回廊そのものが、好きなのだろう。
わたしの分水嶺 [詩と文学♪]
以下文章がすこしヘビーです^^気分が浮かない方はお戻りください
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前向きに生きていける気がしたのは
いつからだったろう?
それは母が亡くなって
ずっとそのままにしていた母の部屋を片付けることにしたあの日から
本棚やタンス、押し入れから
写真や洋服が沢山でてきて
お父さんやお母さんと暮らして自分は大きくなったんだって
幼い頃からの思い出ともう一度つきあって
泣いたり笑ったりして
そのさみしさをもう誰とも共有できないことに孤独を感じて
それでも私が生きているのは現実だから
まだ死ねないから
生きていきたいかって聞かれたら
まだよくわからないけれど
正直な気持ちのままでいこうと思った
思い出いっぱいの我が家にいて
さっぱり忘れられて前向きでいることなんか無理だから
よく小説や漫画やアニメで
夢を見るシーンが出てくるのは
あれは本当に意味があるね
昨日、お母さんとお父さんがそれぞれ単独で夢に出て来たの
お母さんは、畑になすの苗をいっぱい植えて働いていて
お父さんは、私が今片付けている部屋で笑っていた
次元は違うけれど
私は見守られているんだって思えて
元気が出たんだ
同じ家に住んでいても、自分なりの色に、そろそろ染めてもいいんだよね
そうじゃないと、昔とまったく同じ生活をしていたら、前を向けないものね
お母さんの服や持ち物やなにかをひとつひとつ箱にしまっていく作業は、
とても重要で、私の心にひとつの決断を呼び込んだ
もう、終わったんだ
親に守られて過ごす幸せな時間というのは
そして
私にとっての運命は、これから、親の助けを借りないでやっていくということなんだ
もう身近で私を気遣ってくれる両親はいないという現実を悲しむよりも受けいれて
前をしっかりと向いて生きていこう
そういう姿勢じゃないと、本気で自分の人生を生きられない
いい両親に育ててもらったことは、私の生きていく上での財産なんだ
今度は私が頑張って周囲の人に認めてもらう事で、父と母が浮かばれるようにしていきたい
だからめげずに頑張りたい
今が、わたしの人生の分水嶺なのだ
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生きて行くには前向きな明るさが絶対にいる。悲しみを通り抜けた先に、本当に心から笑える日があっていいのだと思います。亡くなった家族の最期を思い出すとどうしても苦しい。どうしてもフラッシュバックで泣いてしまう。でも、人は悲しんでばかりはいられない。悲しみだけでは生きていけなくなってしまう。亡くなった方と過ごした、楽しかった日々があったことを思い出していいのだと思います。気持ちの整理の仕方の参考になればと思って筆をとりました。また笑顔になれますように・・・
ダークムーン(新月)♪ [詩と文学♪]
私はですね、
変幻自在に姿を変えるたったひとつの存在なんて言われていますが、
じつは・・・
お星様に憧れています。
大勢の仲間がいるって、頼もしくていいですよね。
みんなで星座を形作る達成感とか、いつでも仲間がそこにいるという安心感とか、
一人では味わえないですからね。
ところでひとつ、お願いがあります。
ちょこまかと足早に空を走って行く私を、どうか見放さないでいて下さい。
嫌だから変身しているわけでも、逃げているわけでもないのです。
ただ、あまりに大勢のお星様に見られていることが、
気恥ずかしいだけなのです。
私は月。
今宵は訳あって、姿をくらましております。
それでは、ごきげんよう。
心の底にあるもの一つ [詩と文学♪]
私の心は
どんよりとして重い
ゆらゆら揺れる心には
重りが沈んでいる
それがないとだめ
せつなくて苦しいのに
沈んだ心の底にあるもの
それの名前なんて一つしかない
不透明でも泥をかぶっても
手さぐりで拾いあてて
掬い出してしまえたら
そこまでの存在なのに
知っているのにばかだね
真実は一つなのに
いつまでもぶら下げているね
もしも取り出したら
守りきれ無いかもしれないから
怖いんだ
かなしみちゃん [詩と文学♪]
「友達になろうね、かなちゃん」
いつも気がつくとそばにいて、私から離れない、かなちゃん。
なのに、一緒にいたくないなんて思っちゃって・・・
「ごめんね。これから、一緒にいようね」
いつか、離れなくちゃならない時が来ても、きっと大丈夫。
泣いた後は静かに笑っていられる。
「さあ、行こう」
私が手を差し伸べると、
かなちゃんの手はつめたくてちっちゃかった。
君がいると頑張れる♪ [詩と文学♪]
威圧的で冷たそうに見える君
最初は怖かった
会うとビクビクしてしまっていた
けれど、ビクビクが、ドキドキに変化して
いつしか、君に会うと、熱い気持ちになっていたんだ
これは何なの?ってずっと考えてた
恋・・・?
何でもかんでも恋愛と結び付けるのは、ちょっと違う
youtubeでね、偶然、中学の時合唱コンクールで歌った
「ミスターモーニング」を聞いたんだ
そしたら、心が中学生に戻っていった
クラスが一丸となって、頑張れたあの頃
合唱以外にも、応援コンクール、新聞コンクール、球技大会・・・などなど
優勝のペナントをもらうために、みんなで心をひとつにして頑張れた
今も似ている環境なんだ
学校が職場に変わったというだけで
そこに君がいると、私も頑張ろうという気になれる
最初は、引っ張ってもらっていた
君の足を引っ張りたくなくて、結構頑張ってきたつもり
今では、一緒に頑張ろうって言える
それは、恋とは違うけれど、とても貴重なことなんじゃないかなって
気がついた
君がいたら、頑張れる
この思いつきを、君に伝えたら、なんて言うかな?
きっと、あの営業スマイルで、笑うんだろうな
アマリリス♪ [詩と文学♪]
アマリリスの球根を見つけたの
地下の箱の中にしまってあった、あれだよ
どんなお花が咲くのかわからなくて
植木鉢に植えてみたの
そしたらぐんぐん伸びてきて
真っ赤なお花が咲いたの
それはまるで
お母さんみたいに
とっても可愛くて可憐で
見ていたらね
涙が出てきて止まらなくなったの
夏の風に乗って [詩と文学♪]
最初は
わたしきっと からだが半透明になる
それから少しして
存在が軽く薄っすらとしはじめて
だんだん見えなくなって行くんだ
そうやって
少しずつ消えていけたらいいな
そうやって
空気みたいになっていけたらいい
いきなりいなくなるのは怖い
さわやかな夏の風と一緒に
吹きぬけて
この場所からいなくなりたい
きらめき☆まぶしくて近寄れない [詩と文学♪]
どんなに想いを秘めていてもね
わかってしまうんだ
想いは 目に見えないものだから
見えるのならもしかして
隠しておけるのかも知れないけれど
恋愛の香りが漂ってしまうんだ
それにふっと引き寄せられて
人は恋をしてしまうんだ
あなたの光が私の中の水に
反射してきらめきをくれる
好きになるのに努力なんかいらない
いつだってラクなほうへと逃げてしまう私が
この想いに踏みとどまれるとしたら
それはそれで 奇跡的なことだ
one road~深い穴の淵から [詩と文学♪]
「僕は今、大きくて深い穴の淵を歩いている。暗い穴の底をのぞくと落ちてしまいそうだから、なるべく見ないようにしているよ」
「気をつけて。穴を見ないで歩いていては、足を踏み外してしまうじゃないか」
「他に道はないんだ」
「それならば、怖がって、穴を見ないのではなくて、きちんと穴を見たまえ。穴を怖がってしまう己の心の弱さを見つめ、克服したまえ」
「そうだね。だが、そうとばかりも言えない。穴の中には、僕の心以上に、無視できないものがある・・・それは、暗い穴の底から伸びてくる手なんだ。暗い穴の中に、誰かがいて、僕を呼んでいるんだ」
「暗い穴の底から伸びてくる手とは、一体、誰の手なんだ?」
「悪意がある人か、あるいは、苦しんでいる人の手か・・・それは判別できない」
「穴の中はどうなっているんだ?」
「わからない。でも、きっと、今の僕では、その手を引っ張り上げることはできない。穴のふちから、元気づける余裕もない。だからその手を無視している。存在を感じ、見つめてしまったら最期、一緒に穴の中で苦しむことになりそうな気がして、恐ろしいのかもしれない」
「穴の中にいる誰かは、ずっと底にいたいのか?上に上がりたいのか?」
「わからない。ただ、存在を感じると、胸が苦しくなるんだ」
「それは一人で抱えることができない問題だ。大きくて深い穴を見渡すのも、分担してやれば怖くない。一人より二人、仲間と手を取り合って歩むほうがいい。だがもし、それが許されない状況だと言うのなら・・・」
「わかった」
「気がついたかい」
「勇気を持って進んでいけばいい」
「You can do it! やればできるさ。勇気はいつだって君のそばにあるんだ!」
勝負だ! [詩と文学♪]
負けるもんか
くじけそうになって
怖気づいてしまいそうな時も
あたしは負けない
絶対にあきらめないよ
あたしの底力をみせてあげる
辛くて
片膝つきながらでも
一歩一歩進んで来られたのは
弱い自分がいたから
優しさを
分かち合えるなら
負けることも怖くないけど
この戦いは
絶対に負けられないんだ
たとえ 美学に反するとしても
今回は 勝ちに行きます!!!
きみのこころ [詩と文学♪]
きみのこころは 透き通っている
強そうにみえて やわらかで
しなやかな振る舞いで 傷つかないようにしている
全部 わかるから
ぼくらは むやみにしゃべらない
ことばがいつ きみを突き刺してしまうか
わからないから 怖くて 黙っている
本音を言い合うのが 一番安心というのは
世界一 幸せな人達だ
傷ついたことがある人には
それがどれだけ 恐ろしいことかはかりしれない
ああ もっときみのこと 教えてくれたなら
こころの傷が 治った時に
世界中に 癒しの波動が 伝わって行くよ
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追憶の少年 [詩と文学♪]
樹木の切り株の上を、
小川のせせらぎが、さらさら、さらさら、と流れている。
この場所は、見覚えがある。
水中の切り株を、
幾つも、飛び越え、
大きな切り株を曲がると、過去へ繋がっているのだ。
迷いながらも、
ようやくひとつの風景にたどりついた。
そう、ここだ。
思いだした。
遠い昔、偶然に見つけた、過去への行き方。
ほら、見えてきた。
見覚えのあるまっすぐな樹々。
よく遊んだ、市民ホールの裏玄関。
そこで、3人の友と、出会った。
階段の踊り場に、
小さなソファーがあった。
その周りで、仲間と遊ぶ。
3人の友と、計画を立てたんだ。
彼らは、大人であることを知らない。
子供の時間は、夕方が、タイムリミット。
じゃあ、また明日。
隠し涙の夕闇の中、
もと来た道を、走っていく。
さよなら、を言いたくなかったんだ。
樹木の切り株の上を、
小川のせせらぎが、さらさら、さらさら、と流れていく。
時も、また、流れていく。
3人の友との、
約束を果たすために、
いつかまた、
ここへ来たい。
最後の空想の場所を求めて [詩と文学♪]
逃げたくなる
ぽつんとひとりの空想の場所へ
現実のわたしが満たされない
ピュアなところへ
現実のわたしが惑う
ちいさくて汚れたそねみは
人から人へと移り最後は場所も
奪ってしまう
これはあたしのつぶやき [詩と文学♪]
まわりの人のことがとても大切だから
本当に話したいことは 横に置く
雰囲気を壊したくないから
言葉をそっと胸におさめる
もし異国へ行き 言葉がわからなくなったら
こんなコミュニケーションは通用しないのだろうね
空気とか雰囲気とか気持ちとか
やっぱりどうしても 全員分はつかめないから
みんなのつぶやきがもっと聞きたい
心のリボン [詩と文学♪]
心はみえない風に吹かれて
からんだり ほどけたりしている
あなたの心は長いリボン
とてもからまりやすいの
一度
すっきりとほどいてみて
ほら
楽になったでしょ
今度結ぶなら
かた結びより
蝶々結びがいいよ
不安定はお好きですか [詩と文学♪]
生きとし生けるものは
変わり続ける
人は
安定した生き方を好むが
いつから
変化を恐れるようになったのだろう
夢を追い続け
存在しないものを
創り出すことができる
人間には
なにかしらの
不安定がつきものだ
安定したいが
不安定もいい
そういう人って
増えている気がする
万物流転の法則が
人間にも 作用し
自然界の一部として
調和して
生きて行くほうが
地球的には
いいのかも知れない
水のなかの私 [詩と文学♪]
水のなかのわたしは、とても、敏感。
すぐに、体調にあらわれる。
わたしのなかの水は、同調し、
なんとかしなくちゃと、動きはじめる。
ゆるやかに、まわって、
くるくると、まわって、
渦と泡が、吸い取られていくとき、
これ以上の無理はできないと、
覚悟が決まる。
透明な、嬉しい、健やかな水は、
大いなる喜びの、サイクル。
水のなかのわたしは、一言もなく、
ただ、すいすいと泳いでみせる。
わたしのなかの水は、ひとまずの
安心をもらって、また、動きはじめる。
名づけられた魚 涙する海 [詩と文学♪]
ナモナキサカナタチハ
ウミヨリイデテ ウミヘカエル
ニゲロ サカナタチヨ
ヒトノフネノトドカヌセカイヘ
ココロ ワカルサカナタチヨ
ナヅケラレタナラバ
イキロ シンカセヨ
ジゲンジョウショウトトモニ
ソシテ・・・
キミタチヲオモイ ナミダスルウミ
エメラルドの海メロン船 [詩と文学♪]
エメラルドの海 メロン船
フラミンゴの群れ走る 水飛沫
長いまつげの黒い瞳 ぱちくりん
緑砂についた 足跡
薄暗いジャングルの中
辿り着いた 伝説の巨木
さやけき 濃淡の緑梢
おいでとそよぐ
木の葉の響き 百億のカスタネット
今夜 星に聴こう
知らない 音律
海辺ではじまる
炎の輪囲む 縄文の宴
百億の どんぐりの実
両手に ポケットに 帽子に
メロン舟いっぱいに つめこんだら
エメラルドの海 暁の方角へ
かじを取り 進もう
ブラッドムーン [詩と文学♪]
夜をくりぬいた赤い月が 山に隠れ
木枝鳥も 葉陰虫も 水底魚も
落ちて流れる
人は歩き 走り 転び 立ち上がり
夢の中で果たされなかった約束が
永遠に召されたことを想う
奇跡が 過去を絶つことなら
夜明けが すべてを殺してしまう
終わらせたい 死にたい 死にたくない
終わらせたくない
いつか昼天に 丸い月が見えたなら
奇跡を信じてしまえるだろうか
月夜の晩には決してわからないけれど
大好きってことは・・・ [詩と文学♪]
わたしは あなたのことが 大好きなのか
それ程でもないのか よくわからなくなります
思えば 広大無辺な大宇宙の 同じ地球の上
同じ日本の 同じ地域の 同じ屋根の下の
すぐそばの距離で
笑ったり 怒ったり 泣いたり 嫉妬したり
手をつないだり 抱き合ったり 心配し合って
いるなんて
それも たった一人 あなたとだけ
不思議・・・
あなたのそばにいるのが 当り前過ぎちゃって
離れるなんて 身を裂かれる感覚なの
離れてみれば
逢いたくてたまらなくなって 涙が出るのにね
あなたが来れば すぐ 笑いに変わっちゃう
誰か わたしと同じ想いを 抱えているかしら
大好きってことは こんなことでいいのかしら
短篇小説 W 別天地へ行け