SSブログ
myoko.jpg  ←~生命地域~妙高高原♪
くわちゃん♪ ブログトップ

くわちゃんの大脱走劇♪ [くわちゃん♪]

8991206.gif
くわちゃんがいなくなって、3日目の夜。

がさがさっ  ばたたたっ
大体、夜9時頃になると、音がするのです。

やっぱり、どこかにいるんだよね。
ひとりで探すのは怖いので、兄に手伝ってもらって探したら・・・

いたいた! 障子戸の裏の窓の桟のところにいましたよ^^;
障子戸は閉まっていて、隙間も無いはずなのに、どうやって・・・?

謎は深まるばかりです。

それから、逃げないようにと、ケースのふたを換気扇カバーでよく使うフィルターで覆って、
太い輪ゴムで留めて、その上に新聞紙を載せました。
これなら、出られないでしょう。

その夜・・・
ケース内で何かをかじかじする音はしていたものの、
やはり外には出られなかった様子のくわちゃんは、朝になると、ゼリーを食べていました。

やっぱりね、そうなるよね、もう冒険は終わりと、安心していたのもつかの間・・・

次の日・・・夜が明けてみると・・・

「くわちゃん?」

またいないのです。
でも、不思議。
ケースの中は、昨日と同じ密室状態のはずなのに。
どうやって逃げたの!?
フィルターだって、どこも外れていないし、逃げられないはずなのに!?

・・・ん?

「あいつ、意外と頭いいぞ」

思わずつぶやいてしまいました。
だってですね、よく見れば、フィルターに1センチメートル程の穴が開けてあるのです。
フィルターに穴を開けて、出て行ったみたいなのです。

ということは・・・障子戸の裏にいた時も、もしかして・・・?
私は、障子を注意深く観察しようと思い、手を伸ばしました。
そしたら、バランスを崩して、手が滑り、

びりっ

障子紙が、破けてしまったのです。
その時、わかりました。
くわちゃんも、障子を破いて外に出たんじゃないかなって。

そうして、観察したら、確かに、二つ穴が開けてありました。
くわで開けたに違いないです^^;
今となっては、大きく障子戸を破ってしまったのは私だから、何も言えないけど・・・。

(虫の気持ちになってみれば・・・)

くわちゃんが何を考えてるかなんて、わかるわけない。
それはわかっているのだけれど。

やっぱり、見つからなくて、兄に一緒に探してもらったら、なんと1瞬で、見つけたから凄い。

「ここに、いる」

指差したのは、カーテンレールの上。

「偉そうにしてるな」

いい場所をキープして嬉しそうなくわちゃん。
何日か前まで、障子の裏で出られなくなって、助けを呼んでいたくせにね(笑)。

くわちゃんには悪いけどね。
これ以上、脱走されても、困るから。

ふたの上に雑誌を3冊載せて、出られないようにする代わりに、
ケースの中で、楽しめるように工夫をしました。
自分がクワガタになったつもりでね^^;;

・・・って、そんなことしていたら、自分もいつか虫になってしまうんじゃないだろうか?
いいえ、なりませんよ~!というか、なりたくないし!







2014-09-13 08:42  nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

くわちゃんの忍法姿隠し♪ [くわちゃん♪]

8993388.gif
くわちゃん、君には、もう、驚かないよ。
びっくりなんかしない・・・つもり。
君は、昼間、ずっとゼリーにへばりついていて、夜になると、活動を始めるのよね。



脱走・・・(゜o゜)
ありゃりゃ!いなくなっちゃったわ。



1度目の脱走の時は、探しても見つからなくて、どこにいるのやらと、壁や天井に気を取られていたら、
じゅうたんの上で、あおむけになっていたね。
しかも、くわに埃をいっぱい付けて。
もしかして、おっちょこちょいなの!?
虫界の中では、カッコいいといわれている君の、なんだか、情けない姿をみちゃった日。


2度目の脱走の時は、
ドアを2つも隔てた、しかも、廊下の一番向こうの壁で見つかったよね。

「きゃーっ(怖)」

と、声には出さず、心の中で思った。 
そういう登場の仕方は怖いわ、くわちゃん(: ;)
そして、そのくわには、またもや埃が・・・。
一体、どんな冒険をして来たの・・・?


それから、3度目の脱走。
空の飼育箱。

所詮、虫と人間の考えることはシンクロしないんだなぁって、思った。
まあ、シンクロしたくはないけど(笑)

それで、数時間後、再び、飼育箱をのぞいてみたら・・・!?
なんと、いたんだよねー/(゜-゜)/
飼育箱の中に!!!
さっきは、絶対いなかったはずなのに!?
完全に、裏をかかれたあの日。

いやはや、どうして、こうも、いつだって予想外な行動をとるのかな、くわちゃんは。

ぷるぷる震えながら怒ってみたり、
ゼリーを食べながら、触角をリズミカルに動かしてみたり、
深夜、木のてっぺんで、どんなもんだとくわを振り上げてみたり、
誰も見ていなくても、いつも、そうなんだろうね。

もしかして、昼間、ゼリーにへばりついているのは、夜、遊びに行くためなのかね。

私が、飼育箱に、厳重にふたをしないのは、
もう、ご自由に行ってらっしゃいの気持ちのあらわれ・・・かもよ~^^


そして、4度目の脱走。
君の隠れ方はうますぎるから、もはや探しても無駄かと思いながらも、
一応、部屋を見回す私。
いないのを確認して、さて、勉強でもしようかと机に向かったら、
机の脇で、紙袋をカサカサさせるような音が!!!

音をたてているのは、アイツに違いないと確信。
それで、机の脇の紙袋を探したんだけど、これがなんと、見つからないんだよ~(;O;)ホラーーだぁ!!!

いやほんと、虫というのは、何考えているかわからないわ。
ただ、感じたこと。
くわちゃんという虫は、なんだか、お間抜けなところがあって嫌いになれないんだ。

こんな話、虫の嫌いな人(`-´♯)には、あり得ないと思われそうだなぁ(^.^;


2014-08-27 00:36  nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

くわちゃん♪ ブログトップ
短篇小説 W   別天地へ行け

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。