お話の練習のつづき 36 [照山小6年3組 ももシリーズ♪]
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ももは、家に帰ると、手を洗い、3匹のねこを一匹づつ抱っこし、ただいまを言った後、テーブルにつきました。
土曜日のお昼ごはんは、お母さんが朝のうちに作っておいてくれたサンドイッチでした。
6枚切りの食パンを包丁で2枚に分け4分割したものが、8つ皿に盛付けてありました。
具の組み合わせは、ベーコンとチーズとレタス、トマトと甘い入り卵のマヨ和えときゅうりの2種類。
サンドイッチの脇には、マーマレードが添えてありました。
ももは、NECOCHAN印のマグカップにポットのお湯で作った紅茶を入れ、そこにミルクと砂糖を入れ、かき混ぜました。
食べることに関しては、急いでいても手間をおしまないのが、赤城家流なのでした。
そして、ももが1人の時は、決して火を使ってはいけないことも、固く約束されていました。
「おいしい」
ももは、おいしいものを食べている時は、必ず、「おいしい」と無意識のうちに言うのでした。
3匹のねこが、全員ひざの上にのってこようとしましたが、いつものことなのであまり気にせず、食べながら考えました。
(今日の午後は、やっとゆうこちゃんと一緒に遊べる。すっごく嬉しい。楽しみ!)
待ち合わせのロボット公園に着くと、ゆうこちゃんがいました。
「ごめんね、ゆうこちゃん、遅くなっちゃった」
「だいじょうぶ。ももちゃん、お昼食べた?」
「うん。ゆうこちゃん、まだなの?」
「そうなの。帰ったら、お手紙があって、ほら」
ゆうこちゃんは、一万円札をひらひらさせました。
ゆうこちゃんのママは、お友達とランチに出かけてしまったので、お金を置いていったのでした。
「うわぁ、リッチ」
「これで、私のお昼ごはんと、おいしいものいっぱい食べに行きましょ!」
ロボット公園から見える場所に、コンビ二がありました。2人はまず、そこへ向かったのでした。
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