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短篇小説 W 別天地へ行け
2012-05-02
「心惹かれる人が現れたら・・・あなたなら、どうする?」
「あたしは、心の思うままに動いちゃう。隠しておけないんですよ」
「そう。私はね、大体において状況を考えて、状況的に心惹かれることが許されないと思ったら、気持ちをコントロールして普段通りに接するようにしちゃう」
「ふーん、そうなんですか!?でも、それって無理してるし、絶対良くないですよ!」
「そうかな」
「そうですよ!そんなことしたら、〇〇さん自身が幸せになれないじゃないですか!」
「・・・人を好きになるの、怖いなぁ」
「いいじゃないですか。素敵なことですよ。恋したいです、あたしも。恋したいなぁ恋!」
「状況が許されないような人との恋でも?」
「関係ないじゃないですか。貫いて行けば本物になるかもしれないですよ」
「そんなまさかありえない」
「気持ちを否定すればするほど、好きなものは好きなんだって気づくことになって逆効果ですよ!」
「罪作りなことや、不幸せなことからは遠ざかりたいの」
「幸せになりたい。なれますよ、絶対」
「そっか。この気持ちが恋なのかわからないから・・・しばらく様子をみてみるのもいいかもね」
「〇〇さん、好きな人ができたんですか?誰ですか誰!?」
「言えないよ~それは。でもね、最近なんだか急に気になり始めただけだから」
2012-05-02 22:10
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