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短篇小説 W 別天地へ行け
春待つ鳥 [お話のかけら(練習中♪)]
里山の雪も解けだす早春、民家の軒下で、小鳥が3羽、おしゃべりしていました。
「庭も畑も、穴ぼこだらけよ。一体誰の仕業かしら?」
「もぐらちゃんとねずみくんだよ。こないだ、穴から仲良く顔を出していたよ」
「まあ! 冬の間、土の中で、ごちそう三昧だったあのひとたちでも、春は待ち遠しかったのかしら」
「春は、ほんとに、いいものですものねぇ」
「・・・ごちそうを食べていたのなら、どうでしょうねぇ」
「春は、ごちそうよりも、素晴らしいのさ]
小鳥たちは、畑の際に落ちていた野菜の切れ端をめざとく見つけると、しばらくつついてから、嬉しそうにもらっていきました。
2010-03-09 01:34
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