空想教室の本棚♪: 雨降りの夜　田舎道: SSブログ

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雨降りの夜　田舎道　[ちょいと休憩♪] [編集]

小さな生き物を題材に、おはなしを作っていますと、これが、困ることがあります。
なぜならば、「　一寸の虫にも、五分の魂　」を考えることが、多くなるからです。

今年は、かえるが少ないのです。
毎年恒例の、かえるの大合唱が、聞こえてきません。
玄関にですね、毎年、へばりつくアマガエルも、今年はまだ、姿を見せません。
それどころか、みたこともないような虫が、色々いたりします。

生態系の乱れなんでしょうかね。

なので、雨降りの夜は、車の運転に注意しないといけなくなります。
もう、これは、性分ですので、ほんと、この行いが、いいか悪いかは、別として。
田舎の道、とくに、左右を田んぼで囲まれた道はですね、
夜になると、かえるが、道を横断するんです。
いっぱい、いっぱい、ぴょこたん、ぴょこたん、しているんです。

私は、よけます。
ええ、車の運転ですが、できる限り、踏みたくないので。

これにも、理由があって、さっき、書きましたけど、
今年は、かえるが少ないのです。
生態系が、乱れているのです。（たぶん）
なので、少しでも、かえるに、生き残ってもらわなければと思ってしまうのです。

でも、私が踏まなくたって、他の車輪の下になったり、トンビのえさになったりして、死ぬ可能性もあるわけで、
偽善者チックです。
もう、あれです。
お魚を飼っていて、夕飯にお刺身食べて、おいしいね、という、その矛盾と一緒です。

どんなに、さかなの気持ちや、かえるの気持ちを考えてみても、
しょせんは、想像の産物。
でも、なんか、考えずにはいられない、今の自分がいます。