お話の練習のつづき 37 [照山小6年3組 ももシリーズ♪]
37
コンビ二で2人は、
おにぎり、
おでん(たまご、はんぺん、ちくわ)、
唐揚げ、
ほっとダージリンティーとミルクティー、
マンゴープリンとミルクプリン、
ポテトチップス、
カカオたっぷりチョコレートを買い込みました。
それでも、おつりは、5千円札一枚と千円札3枚分と小銭が残りました。
「好きなものをたくさん買ったのに、まだこれだけお金が残ったわ。ママに返さなくっちゃ」
ゆうこちゃんは、おつりを大事そうにお財布にしまいました。
ロボット公園へ戻ってきて、あちこちにつかむ取っ手がついた小山の上まで登りました。
そして、買いこんだものを出して、お茶にしました。
「この小山の下って、くぐれるじゃない?私、小さい頃はね、怖くってだめだったの」
「ほんとに?どうして?楽しいのに」
「暗くて狭いところが苦手なのよね」
「ああ!修学旅行でさ、善光寺に行ったとき、お寺の下の真っ暗な道を通ったよね?
あの時、ゆうこちゃん、すっごく叫んでたよね!」
「そうそう!もう思い出したくない。
あの時、怖くて何が何だかわかんなくなって、一瞬前の人の手を離しちゃったの!
それから急いで、誰だかわかんない人の手をつかんだの!通路から出てみたらさ、それが男子だったのよ。
びっくりするやら、はずかしいやらで、急いで離したんだけど」
「そうだったの~あたし、その話、お初で聞いた」
「誰にも言ってないのよ、人生の汚点よ」
「え?その相手って誰だったの?」
「ちょっと待って。おでんがさめないうちに食べちゃおう」
コンビ二で買ったおでんの容器のふたをあけると、温かい湯気が上がりました。
「何から食べる?」
「たまご」
「あたしは、ちくわにしよう」
ももは、たまごは最後のお楽しみにとっておこうと思っていました。
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