世界観について [書けないイマイの浪花節]
・書くために、書く。
・イメージを形にするために、書く。
この2つは、すごく、違います。雲泥の差です。
それぞれの主観、思い入れの違いで、できあがった「物語」は、
読まれる方が1000人いれば、1000人のイメージがあるといわれます。
おもしろいかどうかはさておき、言葉を並べていくことで、作者の「世界観」は出てくることでしょう。
「世界観」について、気に入った文章を見つけましたので、引用させていただきましたm(_ _)m
↓ ↓ ↓
新潟県立歴史博物館館長 小林達雄さん 縄文時代の研究 石のモニュメント
~演題「人間史の中の環状列石」より~抜粋
(縄文人が、ストーンサークルをつくるにあたって)
どう表現したらいいかわからない。
そこで、石をそこに置いてみると丸い形になった。
「ああ、これだ、これだ」と。
ちょっと「世界観」にひっかかるところがあると。
「これだよ」と具体的な形で言葉では言い尽くせないことに成功していったと言うことができます。
まさにそれが「世界観」なのです。
透明人間は目で見ることはできませんが、包帯を巻くと見えてくる。
それと同じように。丸で象徴される「世界観」を形にしてしまえば、
もうそれは、明確なものになります。
物語をつくるときと、似ているかな、と思いました。
焦ってくると、言葉を並べ、書くために書いてしまいがちです。
そうならないように、
「イメージありき、思いありき」で、作品を作っていきたいと思います。
後で読んでくれた方が、なんとはなしに「世界観」を感じてくれるのは、嬉しいことです。
ただ、やはり、作り手としては、偶然ではなく、「世界」を感じてもらうように、努力していきたいです。
がんばるぞ P(^O^)q
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