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短篇小説 W 別天地へ行け
痛生の魔法 [お話のかけら(練習中♪)]
「相手の身になって考えるようにしよう。そうすれば、相手の痛みがわかるようになるよ。」
その言葉を信じて、わたしは、生きた。
私の意思こそが、相手の意思・・・。
そう思い続けた。
そして・・・とうとう、私のからだに、異変が起きた。
「痛みを感じる。でも、これは、誰の痛みなの?」
私は、姿形が、相手そのものに変化してしまっていた。
長い間、自分で自分を、大切にしてこなかったからだと、思った。
「己の痛みに敏感になっていこう。そうすれば、自分自身を、取り戻せるようになるよ。」
自分自身の痛みについて、考えれば考えるほど、狭苦しく窮屈になっていった。
苦しいとか、痛いとか、そんなことよりも、もっと、大事にしたいものが、
私には、なかっただろうか。
何故、痛みにばかり、こだわるようになってしまったのだろうか。
「痛生の力」
それは、相手の痛みを感じると、自分自身が、相手になりかわってしまうという魔法の力だ。
これから、私には、難しい人生が続く。
自分の痛みを思い出し、感じながら、生きていくことで、本来の姿形を思い出したい。
2009-09-13 23:03
nice!(1)
コメント(2)
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在りえるような在り得ないような?
不思議な世界。
サイコ?
by lamer (2009-10-01 17:54)
nice!&コメントありがとうございます(^。^)
そうですね、そうかも!
by イマイ アオ (2009-10-07 09:37)