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短篇小説 W 別天地へ行け
本当に消える!? [夢系の話♪]
友達3人で旅行をし、ホテルに泊まった。
翌朝、出かける準備をしていて、ふと思いついた。
「ここは、ワープの気配がする」
ホテルのどこかに、謎の机と椅子があり、それを見つけ出せばワープできるだろうと。
一方では、正常な自分が、まさかそんなことが?と思っていた。
夏の暑い日だった。
明るい日差しが、広い庭園全体を、白く照らし出しており、人もたくさんいた。
庭園の噴水のそばに、石膏でできた机と椅子があった。
「これだわ」
石膏でできた学習机と椅子は、暑いのに冷んやりとしていた。
あたしは、まっすぐに座った。
「じゃ、ワープするね」
友達のまり子さんは、あたしを信じて見守ってくれた。
もう一人の子は、全然信じていないみたいだった。
こんな時に、友情を感じるなんて、不思議だ。
「ワープ」
じわじわと自分が、空間から消えていく・・・。
風景に飲み込まれていく時、風がざわざわと耳のそばで騒いで・・・。
目の前が、水の中に入った時のように揺らめいたその時・・・。
あたしは、めをつぶってしまった。
「消える」
ありえない光景が、眼の前に広がったらどうしようか?
あたしは、信じてくれるまり子さんと、信じていない子の心の両方を、
同時に、感じていた。
2008-12-12 00:02
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