チベット民族の暴動について [ニュース考察♪]
中国チベット自治区のラサで、暴動が起きてしまいました。
ラサといえば、大好きな関口知宏さんが中国鉄道大紀行を出発された場所であり、
記憶に新しい場所です。
チベット鉄道が開通したことにより、チベット仏教の聖地ラサは、観光化が進んでいるそうです。
中国政府は、チベット民族の蜂起に対して、武力鎮圧を行ないました。
そして、毒入り餃子事件のときと同じで、事件を限りなくなんでもなかったことにしたいようです。
北京オリンピックに向けて、こうした対応に苦慮しているようですが、
「民族蜂起」を、なかったことにはできませんよね。
チベットは、およそ2100年程の古い歴史を持ち、
本来は、独自の文化と言語をもった国家だといいます。
そのような国が、精神的指導者のもとで、独自の文明を発展させていることに対して、
脅威や嫉妬が生じるという背景が、中国政府にあるのだと思います。
中国共産党が、1959年にチベット全土を征服してしまい、
ダライ・ラマ法王は、国の遺産を守るために、非暴力を選び、インドへ亡命したといいます。
そのような環境の中で、ダライ・ラマ法王は、13万人にもなる亡命チベット人の福祉を守るために、
1992年に「亡命チベット人憲章」を発布しています。
http://www.tibethouse.jp/cta/future_tibet_intro.html
以下、結びの部分を、引用させていただきます。
チベットは他国の政策とイデオロギーに翻弄されない、言葉の真の意味における中立国家となる。
チベットは平等互恵の原則に立ち、近隣諸国と調和のとれた関係を保つ。
チベットはすべての国家と、あらゆる敵意と憎しみを排した誠実な友愛関係を保つ。
正しく考え行動するすべてのチベット人は、
喜々たる献身の念と決意に燃えてこのような理想を実現すべく努力しなければならない。
願わくば、すべての人々に幸せあらんことを。
1992年1月/チベット歴2118年6月17日
ダライ・ラマ
平和を願う独立国家がひとつでも増え、友好的に協力し合っていくことが、
地球の人々の平和につながるのじゃないかなぁと思います。
他を争い責め滅ぼす精神が、高尚な精神文化を持った文明を、踏みつけるようなことになってしまうのは、
文明の宝を、滅ぼすことになってしまい、怖いことです。
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初めまして!関口さんのファンです!
ラサは今大変な事になっていますね。
青海チベット鉄道にいつか乗ってみたいので早く平穏な日々が
取り戻せることを願っています。
by フェイリン (2008-03-23 14:54)
はじめまして、フェイリンさん。nice&コメントありがとうございます♪
私も関口さんが大好きなあまり、カテゴリーまで設けてしまっております。(ちょっとはずかしい)
もしよろしければ、見ていってくださいね。
関口さんは、中国を春と秋にかけて長々と旅をされました。
「関口知宏さんの中国鉄道大紀行」は、一生心に残る番組です。
by イマイ アオ (2008-03-23 20:32)