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短篇小説 W 別天地へ行け
銀河鉄道の夜 読解⑥ [銀河鉄道の夜を読み解く☆]
六 銀河ステーション
いつのまにか、「銀河ステーション」という声がし、目の前が明るくなりました。
気がつくと、軽便鉄道の車室におり、向かいの席には、カムパネルラがいたのでした。
カムパネルラと誘い合わせて汽車に乗ったのだと、ジョバンニは思います。
カムパネルラが銀河ステーションでもらったという地図によれば、今、白鳥の停車場へ向かっているところでした。汽車の窓から顔を出して外を見ながら、二人は話をします。天の川の水は透き通って、紫色の細かい波をたてており、天の野原には、いろいろに輝く三角標があちこちに立っていました。線路のそばには、すばらしい紫色のりんどうの花がいっぱいに咲いていました。ジョバンニは胸を躍らせます。
<この章の意味するもの>
いよいよ銀河鉄道の旅のはじまりです。
銀河の天の川沿いを走る軽便鉄道からみえる景色が、読者のイマジネーションを誘います。
最初のほうのカムパネルラのセリフと容貌が、後につながっていきます。
<感想>
銀河鉄道を想像しながら読みました。
三角標というものがどういうものかわからず、ネットで調べているうちに、
イラストレーターのKAGAYAさんの絵に出会いました。
http://www.gingatetudounoyoru.com/ ←こちらのサイトです。見てくださいね
左上のあたりの「銀河鉄道沿線図」をクリックして、「秋の軽便鉄道」を見てください!
あまりの素晴らしさに、心が洗われます。
KAGAYAさんの絵を見てから、また本文に戻ると、雰囲気でます。
2007-09-15 13:11
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