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短篇小説 W 別天地へ行け
こころの弦 [詩と文学♪]
わたしのこころには 弦が張られています
自分では鳴らせない弦が 何本も
もう長い間 この弦たちが
なんのためにあるのか わからなくて
存在そのものを 感じなくなっていました
それが あなたの声を聴いたとき
ゆるんでいた弦が ぴんと張りました
そして 震えました
震えるのは 居心地が悪い気がして
まだ慣れなくて 戸惑っているけれど
震える度に こわくて幸せな気持ちです
今は あなたの
聞き返す声にさえも きゅんと音がなる…
はじめての音たちが
すばらしい音楽になるのか
不協和音で終わるのか わからないけれど
あなたにしか鳴らせない音だから
ささいなおしゃべりや
想いのすべてを 敏感に感じたいのです
2016-04-13 23:57
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