SSブログ
myoko.jpg  ←~生命地域~妙高高原♪

わたしの分水嶺 [詩と文学♪]

house03.gif以下文章がすこしヘビーです^^気分が浮かない方はお戻りください
・ 




前向きに生きていける気がしたのは
いつからだったろう?
それは母が亡くなって
ずっとそのままにしていた母の部屋を片付けることにしたあの日から

本棚やタンス、押し入れから
写真や洋服が沢山でてきて
お父さんやお母さんと暮らして自分は大きくなったんだって
幼い頃からの思い出ともう一度つきあって
泣いたり笑ったりして
そのさみしさをもう誰とも共有できないことに孤独を感じて
それでも私が生きているのは現実だから
まだ死ねないから
生きていきたいかって聞かれたら
まだよくわからないけれど
正直な気持ちのままでいこうと思った

思い出いっぱいの我が家にいて
さっぱり忘れられて前向きでいることなんか無理だから

よく小説や漫画やアニメで
夢を見るシーンが出てくるのは
あれは本当に意味があるね

昨日、お母さんとお父さんがそれぞれ単独で夢に出て来たの
お母さんは、畑になすの苗をいっぱい植えて働いていて
お父さんは、私が今片付けている部屋で笑っていた
次元は違うけれど
私は見守られているんだって思えて
元気が出たんだ

同じ家に住んでいても、自分なりの色に、そろそろ染めてもいいんだよね
そうじゃないと、昔とまったく同じ生活をしていたら、前を向けないものね
お母さんの服や持ち物やなにかをひとつひとつ箱にしまっていく作業は、
とても重要で、私の心にひとつの決断を呼び込んだ

もう、終わったんだ
親に守られて過ごす幸せな時間というのは
そして
私にとっての運命は、これから、親の助けを借りないでやっていくということなんだ

もう身近で私を気遣ってくれる両親はいないという現実を悲しむよりも受けいれて
前をしっかりと向いて生きていこう
そういう姿勢じゃないと、本気で自分の人生を生きられない

いい両親に育ててもらったことは、私の生きていく上での財産なんだ
今度は私が頑張って周囲の人に認めてもらう事で、父と母が浮かばれるようにしていきたい

だからめげずに頑張りたい
今が、わたしの人生の分水嶺なのだ





生きて行くには前向きな明るさが絶対にいる。悲しみを通り抜けた先に、本当に心から笑える日があっていいのだと思います。亡くなった家族の最期を思い出すとどうしても苦しい。どうしてもフラッシュバックで泣いてしまう。でも、人は悲しんでばかりはいられない。悲しみだけでは生きていけなくなってしまう。亡くなった方と過ごした、楽しかった日々があったことを思い出していいのだと思います。気持ちの整理の仕方の参考になればと思って筆をとりました。また笑顔になれますように・・・


2013-10-27 18:13  nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 
短篇小説 W   別天地へ行け

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。